毎日演じていると、日によって「今日は良かった」とか
「イマイチだった」とか出てくる。
同じように、一生懸命やっているのに。
初日開いて、何日目だったかは覚えてないのだけれど、
少しトーンダウンした日がありました。
その時は、楽屋を訪ねてくださるお客様も、
「むずかしいお芝居ね」とか、「大変な役ね」とかおっしゃる。
やばいなあ、と思って、翌日のリハーサルの時に、
舞台監督のS氏に相談してみた。
その時のお話がとても心に残って、支えになってるの。
あのね、こういう話だったの。
「日本は飽食の時代といわれているけど、飢えに苦しんでいる人が
15%いるんです。いろんな理由があるけれど、理不尽な差別や、区別で
それを強いられている人たちもいる。このお話は、そういった、
少数だけど確かに居て、抗うことなく静かに生きている人たちの話なんです。
でも、国も、私たち普通に生活している者達も、そのことを忘れてはいけない。
それを全部含めての、日本なんだと言うことを心に置いて、
生活しなければいけないんです。」と。
確かに、この異人の唄は近親相姦だったり、
唄の魔力のお話を前面にだしているので、
そのこと自体をアピールするものではないのだけど、
設定で私達は旅芸人の一座ということになっているのです。
旅芸人という言葉の響きも、もはやかなり違うものにはなってきているし、
実際私も旅芸人には変わりないし(笑)、そうではなくて、もっと以前、
日本では、役者は差別されていた時代があったんですね。
まったくもって理不尽な話です。
また、何か一般人と違う能力を持った人を特別な目で見るといった心理も
世界中にありますよね。魔女狩りなんていい例です。
このお話では、最後の最後に、私にいたっては、死んでから、
その魔性の唄を歌うんです。だけど、聴いてみると、その唄は魔物ではなく、
何か人の心を浄化させるものであった、ということが、
それを聴いた兵士達が、武器を捨て、我に返っていくというシーンで
表現されているんです。その辺があまり具象化されてないので、
分かりづらいかもしれませんが、そういうことなんですよ。
なんだか私自身がこうやって書きながら理解を深め、
モチベーションをあげてってる感じです。
あと3ステージ、心をこめて大切に演じよう!
〓YUKO DOI
「イマイチだった」とか出てくる。
同じように、一生懸命やっているのに。
初日開いて、何日目だったかは覚えてないのだけれど、
少しトーンダウンした日がありました。
その時は、楽屋を訪ねてくださるお客様も、
「むずかしいお芝居ね」とか、「大変な役ね」とかおっしゃる。
やばいなあ、と思って、翌日のリハーサルの時に、
舞台監督のS氏に相談してみた。
その時のお話がとても心に残って、支えになってるの。
あのね、こういう話だったの。
「日本は飽食の時代といわれているけど、飢えに苦しんでいる人が
15%いるんです。いろんな理由があるけれど、理不尽な差別や、区別で
それを強いられている人たちもいる。このお話は、そういった、
少数だけど確かに居て、抗うことなく静かに生きている人たちの話なんです。
でも、国も、私たち普通に生活している者達も、そのことを忘れてはいけない。
それを全部含めての、日本なんだと言うことを心に置いて、
生活しなければいけないんです。」と。
確かに、この異人の唄は近親相姦だったり、
唄の魔力のお話を前面にだしているので、
そのこと自体をアピールするものではないのだけど、
設定で私達は旅芸人の一座ということになっているのです。
旅芸人という言葉の響きも、もはやかなり違うものにはなってきているし、
実際私も旅芸人には変わりないし(笑)、そうではなくて、もっと以前、
日本では、役者は差別されていた時代があったんですね。
まったくもって理不尽な話です。
また、何か一般人と違う能力を持った人を特別な目で見るといった心理も
世界中にありますよね。魔女狩りなんていい例です。
このお話では、最後の最後に、私にいたっては、死んでから、
その魔性の唄を歌うんです。だけど、聴いてみると、その唄は魔物ではなく、
何か人の心を浄化させるものであった、ということが、
それを聴いた兵士達が、武器を捨て、我に返っていくというシーンで
表現されているんです。その辺があまり具象化されてないので、
分かりづらいかもしれませんが、そういうことなんですよ。
なんだか私自身がこうやって書きながら理解を深め、
モチベーションをあげてってる感じです。
あと3ステージ、心をこめて大切に演じよう!
〓YUKO DOI
- 2007.11.29 Thursday
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- 23:19
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- by bowbowwanwan